風景(1970年代)
1970年代は青春とは一応終わりを告げ一人前?の社会人として成長し、時に苦節に遭遇し、喜びにつけ悲しみにつけ大きな振幅のあった時代になった。その割には絵のスタイルにそれほど変化が見られないのはどうしたことか?相変わらず具象的な素直な絵のスタイルなのだ。この部屋はこの時代でも矢張り比較的多い野外の風景スケッチを掲載する部屋とします。
■1970年代の作品(静物・花)

長岡天満宮裏公園
天満宮の表は池があって、池の中央を細い参道が通じている。この参道の両脇や池の土手の縁の霧島ツツジは4月には真っ赤に色づいて近隣の人々を呼び寄せる。また創業100年の竹の子料理の錦水停があり、季節を問わず人の姿が見られる。しかし裏に廻ったこの公園は近くの子供たちがボール遊びに興じる他は、桜の季節に人が集まる程度で静かなところであった。この絵は木を主題のスケッチ。

大原野A
大原野の里は60年代も2000年代もその風景は余り変わっていない。多少住宅が増えているが、山沿いの平地は畑が維持されていて野菜が作られている。その横の竹薮では洛西名物の竹の子が生産されている。サインペンで粗いタッチで描いたこのスケッチは自分なりに好ましく思う作品の一つ。何の計算も無く一気に描いて色をつけている。リズムがあって色のトーンもしっくりした感じで面白い。

洛西団地
秋のわびしさが漂っているのもあるが、色使いが地味過ぎて寂しい絵になっている。

善峰寺への道
善峰寺への道はところどころ急な坂になっている。この坂はその一つ。

住宅
手造りの家なのか?天井や壁はコンクリーの打っ放しで水平度も垂直度も少し狂っている。しかし絵画的?には面白い家になる。

冬の桜
冬の桜はわざわざ描くほどでもないが木のスケッチのお勉強素材として面白いと思う。

奥海印寺A
奥海印寺は当時の勤め先の裏手だったので。貸し農園を借りたり、天気の良い日には散歩をしたり、サイクリングをしたり思い出のある土地である。

奥海印寺B
円明寺といったほうが正しいのかもしれない。まだ円明寺団地が出来る前の、何段ものため池があって、竹薮が天王山の東斜面を駆け上るようにして茂っているのが当時の景観だったと思う。

大原野B
大原野の畑地の中を流れる小川の景観。土手の上も舗装されていなくて轍とその脇の草叢の列川沿いの柿と思しき果樹、何となく生えている雑木それらが雛の雰囲気を醸しだしていて心和ましてくれた。

大原野C
アスファルト舗装された農道を軸に大原野の景観を描いた。道が適当に蛇行しているのが絵としては少し味を出してくれている。B3ぐらいの鉛筆でかなり筆圧高く描いている。

勝竜寺
巨木とまでは行かないが結構大きな木が3本植わっている農家をスケッチBookの見開きで描いた。市街地では街路樹を覗けば巨木どころか木そのものを見ることすら今は少なくなってきた。ウサギ小屋では一本の木も自然のままに生育させることも出来ない。木を描くことは好きで巨木なら尚更好ましい。根っ子、幹、大枝、小枝、梢と伸びる木を鉛筆で写す行為そのものが楽しみなのだ。

岩倉電停
今はすっかり拓けて住宅街になってしまった岩倉だが、30年前はまだこんなだった。

奥海印寺D
丁寧に描いた海印寺の農家の風景。

明日香村
晩秋の明日香村。絵画部では夏の合宿は小豆島、香住、高浜、鳥羽と言う具合に方々の海浜に出かけた。秋や春は京、奈良に日帰りでスケッチ旅行することがあった。この絵は明日香村に出かけた時のもの。秋の陽は移ろいやすいのと団体行動では一箇所で時間をタップリとることもままならない。線画でサラーと仕上げている。

東浜〈日本海)
夏合宿の時の油絵の下絵のスケッチ。砂浜に立てられたテントと海水浴の人達を構図も凝らずに素直に絵にしようとしている。

大原の里
初冬の大原野里。三千院から少し下ったところから段々になった田んぼを手前に谷を描いている。草の緑の中に藁を焼いた後の黒いサークル模様がリズムを生んでいて面白い感じがした。色が着いていないのが残念。

三方五湖
伊根町の船宿。ここは写真や絵のモチーフとして有名なところ。海の方角から船宿を見て描くのが面白いのだが、この時は岸から描くしかなく印象的なプロフィルの家を素材にモノトーンで処理している。

海の家
絵画部の夏合宿で確か鳥取の海岸に行った時の絵。砂浜の海の家で板で応急に建てられたもので陽よけに葦厨を立てかけている。

大王崎A
秋の絵画部のスケッチ旅行で伊勢の大王崎に行った時のもの。

大王崎B
油絵の下絵のスケッチ。丘の上の民家の並びのリズムが面白くて絵にしようと思った。

大山崎ブルワリ
サントリーの山崎。山崎の美味しい湧き水を利用したウイスキーの工場。小豆色の煉瓦、茶色の味のある木の樽。

退蔵院(妙心寺)
妙心寺のタッチュウの中の有名なものの一つ。当時はのんびりスケッチしても他の観光客の邪魔にはならない。ゆったりした時間が流れていた。

天の橋立
04/12の忘年会は天橋立の袂の民宿であった。橋立はこれで確か4回目の訪問。海岸の松木は二抱えにもなるものがある。先年の16号台風の被害で結構な数の木がなぎ倒された様子だった。この絵は又覗きで有名な山からの俯瞰図。

水晶浜
夏合宿で行った水晶浜のスケッチ。合宿とは言えスケッチするよりは海水浴など遊びがメインなのでスケッチはつい簡単に仕上げてしまい勝ちだった。

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伊豆方面にスケッチ旅行に出かけたときの作品の様な気がする。少し投げやりな仕上がりで私のスケッチとしては珍しい。

唐招提寺
奈良でのスケッチ会のスケッチ。かの鑑真和尚で有名な唐招提寺。エンタシスの柱が有名だが微妙な曲線はこの絵のスケールでは特に表れるレヘ゛ルではない。

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何処の港だろう。今のところ特定できていない

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長岡近隣の公園の立木のようだが場所は不明。

天満宮の桜
長岡天満宮の裏庭の桜。勤務が終って缶ビールで花見をしたこともある。

明日香村
絵画クラブのスケッチ旅行で明日香に行った時の絵。畑のスケッチは落ち着いてかけるので気分が良い。色彩も、形も変化に富んでいて好ましい。

月見草〈日本海)
夏合宿で日本海に行った時。砂浜の背後の土手に咲く月見草をモティーフにしただと思う。